ぐっさん

バスケと恋愛
解り易い伏線のお陰で、一人称のストーリー展開ながら読み手を置いてけぼりにする事無く上手く丁寧に纏められた作品だと感じました。

オトのキャラに父親からの暴力…的な設定は作品に緊張感を持たせますし、他人から見れば完璧に近い人間であるヒロも一度はフラれ苦渋を味わうので、ベースにあるコメディーテイストな雰囲気とそれらの設定が上手く緊張と緩和の要素に繋がっていると思います。

男性視線ですが、女性的な思考な部分が多く感じられるので、男性読者は少し違和感を覚えるシーンが多いかも知れません。
あとは、最初から最後までオト可愛いの一辺倒なので通して読むと少しダレる感ありです。

丁寧なストーリー展開は素晴らしいモノがあると思うので、クライマックスの盛り上げと効果的な伏線の使い方を覚えれば、レビューに★5が立ち並ぶ実力を作者様はお持ちだと思います〆