俺が歩んだ非現実

作者葉瑠香

ある日俺は髪の長い少女と喋る人形に出会った。


彼女たちが歩んだ人生はとても非現実的で、到底信じられる話ではなかった。


だがある日、突然『奴ら』がやって来た。


その時かもしれない。


俺が彼女たちの話を信じたのは。


その日以来、俺の人生も非現実的になった。


話そう。――



 ――俺が歩んだ非現実を……