主人公である宇都宮 姫花の目の前に突如現れた悪魔・・・それをもと行くべき場所へと返すため現れた少女、白き魔女ドール・マルチェとの物語。

私の日常は突然変わってしまった。

私、宇都宮 姫花の中3の春の出来事だった。

いつもどうりに私は学校から下校していた。…それが突然あの悪魔がやってきた。

誰もが空から人が降ってくる…そんなこと思ったこがないだろう。

しかし私はそれを見てしまった…人がビルから落ちてきてその人の皮膚がベリベリとはがれ落ちるのが…

そして中から現れたのは一体の黒い化け物…悪魔

私は助けを求めたが町の人々は見向きもしなかったそのとき…

あの人が現れた。

黒長い髪をたなびかせ傘をさしている少女に。

彼女は私を見るなり

「助けて欲しい?」

と聞いてきた。私はその場で涙を流しながら答えた。

「助けて」

そして私は彼女に助けられた。

この時私、宇都宮 姫花と彼女ドール・マルチェとの始めての出会いだった。