ガラスのビー玉

作者水劉



俺等はまだ、相手の気持ちを考えられるほど大人じゃなかった。


俺たちは“ガラスのビー玉”のように純粋で綺麗に輝いていた。



この幸せが続くと思っていた。あの日が来るまでは…



―ある日事件は唐突に起こった…。



俺たちは、まだ幼くて、あの頃に起こった現実を受け入れることができなかった。



もし、未来が分かっていたのなら、こんなにも悲しい思いをしなくて良かったのかな?



もし、あの時に違う道を歩んでいたのなら、こんなにも苦しい思いをしなくて済んだのかな?


ねぇ、神様どうしたら俺たちは幸せになれますか?