自殺をしたはずの幼なじみが満月の夜に戻ってきた。記憶をなくした状態で『月が綺麗ですね』と微笑む彼女。謎だらけの少女との愛しく切ない物語
死んだはずの幼なじみがある日の夜俺の家の前に座っていた。
彼女は呟いた。
「月が綺麗ですね」
どうしてここにいるのかもわからない失った彼女の記憶を取り戻すまでの不思議な共同生活