色芭 唄

追願フェリシダ
宣伝文に引かれてふらりふらりと立ち寄りました、色芭唄と申します。私め、生まれは広島ですが現在は兵庫県で暮らしていて、近所のお婆ちゃん達によく阪神淡路大震災のことを聴いておりましたので、複雑な心中で読み進めていきました。
 家族を失った雨音ちゃんの前で千恵美ちゃんが言った「家族なんて……いらない。」という呟きは酷く辛辣なものですよね。「千恵美と暮らすことで…あたしの中の10年間の空白が…埋められるかもしれないし……」という言葉のなかには、含まれているであろう期待であり願望であり、様々な感情が見え隠れしました。
 これから雨音ちゃんと千恵美ちゃんがどうなっていくのか、とても気になります。
 
 それでは、失礼致しました。