生きる理由なんてない。
あたしはー…
あの大地震で全てを失ったから…
もう…なにも失いたくない。
- 最終更新日
- 2010/06/26
- 作品公開日
- 2009/04/21
- ページ数
- 完結 88ページ
- 文字数
- 24,931文字
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作品コメント
5件
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- 旬嘉
心が暖まる 人と人の繋がりの大切さに気づかされました。 震災で心に傷を負った雨音。 だけど、フレンド、千恵美との出会いで少しずつまた夢を見る。 今後の展開がすごく楽しみです。 更新頑張って下さい。
- 101010
動きだした時計 私も兵庫生まれで震災を経験したので読ませていただきました。 あの地震からは長い長い時が経ちましたが、道も建物も人の心も完全に癒えたわけではなくて。そんな中、一生懸命立ち上がろうとする雨音ちゃんと彼女を支える周りの人々の姿に感動しました。 お笑いと歌、というモチーフも元気を与えてくれる感じがして素敵です。
- 色芭 唄
追願フェリシダ 宣伝文に引かれてふらりふらりと立ち寄りました、色芭唄と申します。私め、生まれは広島ですが現在は兵庫県で暮らしていて、近所のお婆ちゃん達によく阪神淡路大震災のことを聴いておりましたので、複雑な心中で読み進めていきました。 家族を失った雨音ちゃんの前で千恵美ちゃんが言った「家族なんて……いらない。」という呟きは酷く辛辣なものですよね。「千恵美と暮らすことで…あたしの中の10年間の空白が…埋められるかもしれないし……」という言葉のなかには、含まれているであろう期待であり願望であり、様々な感情が見え隠れしました。 これから雨音ちゃんと千恵美ちゃんがどうなっていくのか、とても気になります。 それでは、失礼致しました。