好きな人ができた。

狂おしいほどの愛しい想いを抱いた。

けれど彼にも、好きな人がいた。

彼もまた、狂おしいほどの愛しい想いを、抱いていたのだ。


夏になったら、逢える人がいる。


その人は、夏の空のように寛大で。


そして夏の水のように、あたしの中で、なくてはならない人。


一生に一度の、特別な恋だと思った。


神様は、いると思ってた。