裏山に、今は誰も住んでいない、大きな館がある。
この館には、ある言い伝えがある。
そこは、大昔、館の主の貴族が毎日晩餐会を開いていたのだが、ある日の嵐の日のことである。
コンコン
執事「はい、どちら様ですか?」
旅人「申し訳ない、旅の途中のものだが、この嵐で、
野宿もできない。今夜1日泊めてくれないか ね?」
執事「・・・いいだろう、入りなさい。」
旅人「すまないね」
そして、旅人が来たその日の夜・・・
ある貴族は、喜びながら自分をナイフで刺し、またある貴族は仲間同士で傷つけ合い、また、ある妃は、号泣をしたのであった。
こうして、悪夢の夜は過ぎ去り、500人の参加者のうち、370人が、この世を去った。
そして、嵐が過ぎ去り、気付くと旅人は姿を消していたのであった。