―彼女はネガティブだ。僕と、さゆと、時々、純一郎。わからない事だらけのこの世界で。さゆの事だけはわかっているつもりだった。そう、あの日が来るまでは…。
高校1年生の僕。
学校はそこそこ、楽しんでいる。
そして、付き合って2年目になる彼女。
恋愛もそれなりに、順調だ。
わからない事だらけのこの世界で…。
僕は彼女の事だけは、誰よりも知っている。
そう思っていた。
そう、あの日が来るまでは…。