キス、kiss、キス

作者


夜になると思い出す。


あの人の顔、

あの人の指、

あの人の舌、

あの人の声、

あの人の体温。



あの人から逃れたくて、

あの人を求めて…………



夢中で掴んだあの子の腕は、私の日常を狂わせた。




愛って、何だろう。

そんな平凡な疑問が、頭の中をぐるぐる回る。




半分ノンフィクション、半分フィクションの恋愛小説。