瑠愛

本当の自分
10歳、誰もが無邪気に毎日を過ごすはずの青春に、突然起こった悲劇。
それに苦悩して、自分を偽りだし、自分が壊れていった。

そのあまりに衝撃的なお話に、心が痛みました。

恋人、友達、家族…さまざまな人間関係の中で、人は必ずその関係性に苦悩する時がきます。
周りの人すべてが、信じられる人ではない。
残念だけれど、それがこの世界の事実だと思います。

いつか裏切られるから、人を信じたくない。
でも、独りになるのは怖いから、自分を偽る。
疎外されたくない。

そんな思いが、痛いほど伝わってきました。

表現力がとても豊かで、伝えたいポイントが強いメッセージとして伝わってきました。

作者さまが、この作品を書くことで読者に何を伝えたいのか。
あるいは、この作品を書くことで自分が過去をどう乗り越えていくのか。
それがこの先この作品の中で表れていけば、きっと強く、素晴らしいメッセージのある作品になると思います。

未完なので★4つとさせていただきましたが、無理をせず書きすすめていただければと思います。
続きをまた読みにきたいと思いました。