愛してると言って

作者きさらぎ



「へえ、あんたって遊び人なんだ」


「…関係ないでしょ」




青い空が似合う彼は、あたしにはひどく不釣り合いだと思った。








「雅、俺のものになって欲しい」


「ごめんね、」




暗い夜が似合う彼は、あたしとはひどく似すぎてた。










正反対の二人に揺り動かされて、あたし…─。