表現が上手い
文中のあらゆるところにに散りばめられている比喩に感心しました。
情景・心理描写も巧みに描かれていますし、表現力は十分にあると思います。

ただ、不要な挿入が目立っていたように感じました。
不要というよりは、「ここにこの話を持ってくるなら、その話についてもっと深く書いた方が良いのでは？」と思うようなところが多々ありました。
作者様なりの考えがあってのこととは思いますが、私としては、例えば両親の話など、どうせ書くならもっとストーリーに深く関わらせてほしかったですね。

もし可能ならば長編として書き直し、主人公の歌によって変わっていく彼女の心などを描くと良いと思います。