水木ヒナタ
感情
私はこの作品を読んでいて、正直読みごたえがありませんでした。
何処にでもあるような内容、と言う訳ではないですし、それを文章にして纏めるのは、とても大変だと思います。
しかし、全体的に会話文が多く、伏線のないまま展開が早い。加えて、自然描写が全くと言っていい程に無い。
あまりにも淡々としすぎていました。
小説は文字だけで、些細な感情の変化を描いていかなければなりません。
台詞だけでは、幾ら架空の人物でも、どうしてそう思うのか、どうかなんて解りませんし。
作者様が、どうして命についての物語を書いているのかも、読んでいる側からは解りません。
登場人物たちの感情を台詞だけではなく、自然描写などでより深く、表現してみては如何でしょう?また、作者様の意図を全面的に出してはどうでしょうか。
最後に、命を売る、と言うこの作品の軸はとても現実味がなく、あくまで想像の範囲に過ぎないのでしょうが、あらぬ誤解を招きやすいものだと思います。
だからこそ、この作品の結末を楽しみにしていますね。
作者様、稚拙な長文に上からで申し訳ありませんでした。