今日が終われば明日が来る、過ぎた日は二度と戻らない。 当たり前の事だ。
しかし、人と人とが出会う事、これは当たり前じゃない。
運命なんて信じないけど、出会うべき人には必ず出会う。 ただ、その時を選べないだけ。
「もっと早く出会っていれば」とか言うけど、たった10秒のすれ違いで、人と人は出会えない。
たった10センチの壁に隣り合う2人も、出会えなければ永遠の10センチになる。
出会ってはいけない2人が出会う偶然。 そんな偶然が、人の人生を大きく変える事もある。
持ちきれない程の悲しみを持つ2人が出会った偶然。 それは、俺が信じていない、歪んだ運命なのかもしれない。