深紅色の珊瑚【完結】

作者圭介

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作家の家城啓太は女流歌人をモデルにした小説を執筆したくなり、友人の紹介で、京都の歌人氷室響子と逢うことになった。逢ってみると五十前の美貌の歌人であった。そのときは短歌界や短歌についての話を聞くだけに終わったが、しばらく経って氷室響子から突然の電話があった。さて二人の成り行きは……。映画「TANNKA 短歌」――水密桃の汁吸うごとく愛されて前世も我は女と思う――をしのぐ話題作『深紅色の珊瑚』、いよいよケータイ小説に登場。25歳以上の知的女性の官能を刺激する!