真理へ…
気が付いたら俺、こんなことになっちゃったね。
俺、もうすぐ死ぬのかな…。
みんな笑ってるけど、自分の体の事はわかってるつもりだよ。
真理も俺の前では笑ってくれてるけど、いつも病室のドアの向こうで泣いてるの知ってたよ。
走っていって抱き締められないのが辛かった。
真理とまた一緒に外歩けないって思うとすごく辛かった。
でも、俺の寿命は多分もうすぐ終わると思う。
泣いても叫んでも、どんなに真理を愛しても、それはかわらない事実だから、俺は覚悟を決めて手紙を書きました。
真理。
俺は真理の事傷つけてばっかりだったし、悲しませてばっかりだったけど、俺は本当に幸せだったよ。
また生まれ変わったら、今度はずっとずっと一緒にいたいな。
俺のこと、今まで愛してくれてありがとう。
幸せをいっぱいありがとう。
大好きだよ。
新一.