ワガママ言って、相談もなく、離婚したばかりの主人公トシコ(35歳)は、実家の両親に怒鳴られて、出戻れずにいた。
スーパーで働くトシコに、常連客のお爺さんに安い家賃のオンボロアパートを紹介してもらう。
しかし、風呂も洗面所もトイレもアパートの裏手にある一軒家の家で、共同で使わせてもらうしかない。
その裏手の一軒家に住むのは、お爺さんの孫の、いかにも俺様系の無愛想な永田(35歳)という地味な男が、独りで住んでいて、そこの敷地の管理者だ。
嫌なオーラを漂わしながら、感じの悪い言葉を吐き付けて、近寄ってくる彼の要求を呑まなければ、トイレもお風呂も借りられない。
トシコと永田の奇妙な関係は、ある時から恋愛へと進展していく。
大人の恋愛物語です。