デスクトップに見覚えのないアイコン…それはなにかのゲームらしい。楽に参加したそのゲームは日常を大きく変えるゲームだった

黒月剣夜。


高校一年生16歳。


学力は中の下気味だが、IQはずば抜けて良かった。


家庭も荒れている様子もなく、幼稚園、小学校、中学校と誰もが当たり前のようにおくる平凡な生活を過ごした、ごく普通の高校生。


元々テンションが高い人間では無いが、自分以外を見下すほど冷酷な人間ではない(バカにしたところで、学力のことをバカにされる)。


常識はわきまえてはいるし、友達も少なからずいる。


しかし、ちょっとだけ頭のネジが外れてる部分がある。


剣夜はただただ、この今の自分の日常の現状に退屈していた。


それだけだ…