俺はそこら辺にいる高校生で
当たりさわりの無い
毎日をダラダラと過ごして
普通に生きていた
過去の後悔も苦しみも全部わすれて
思い出を捨てて
なにもなかった事にして
"普通に生きているフリ"をしてきた
それでいいと思っていた
あの夏、
あいつに出会うまでは――