吐血、心臓病そして火事。
放火と警察に疑われ逮捕される。
留置所での生活・・・
僕は放火などしてない。否認!
しかし、刑事の脅迫、侮辱、公権力の濫用。
そして虚偽の自白の強要。
これは、10年前に自殺した恋人・麻衣子へのメッセージであり、追悼の記録である。
この国は、どこへ行こうとしているのか?
貫き通す意地の壊れた貧困なる精神で、人々はしあわせになれるだろうか?
問いかけに、誰か答えてほしい!
麻衣子は青春のかけがえのない想い出をのこしてくれて、そして、今の僕がある。36歳だというのに、人生に疲れ果てた自分がいる。
生気を失ったからといって、美を求める心を捨てたわけではないけれど、神様はひどすぎる。
僕は僕なりの人生を生きるしかない。
母よ、僕はしっかり生きて、それから死にます。
野本英舜