恋月~君を想って見上げた月~"未完"

作者ユウ

「たつや…」

『ん?』

「別れよ?」

『え?』

「ごめん…っ、別れよっ?」『……っ、』


私が告げた別れに、あなたは結局分かれ道まで無言だったよね…。


私はあのときのあなたの顔が忘れられない。


『じゃーな』

「え、あ、…バイバイっ」


辛かった。泣きたかった。

嘘だよ、ほんとは好きだよ、って。

言いたかったんだよー…