珈琲にミルクを

作者あずさ




此処は小さな街の小さな喫茶店。





水出しされている一日数量限定の珈琲が知る人ぞ知る人気のメニュー。



木の目の床に差し込む暖かな朝日。

小さく控えめな観葉植物。

隣の教会から聞こえるベルの音。


そんななんでもない日常に、貴方がやってきた。






喫茶店で働く大学生のごく普通の女の子の物語。