色芭 唄

幻想サクリファイス
まさかアヴェ・マリアに出逢えるとは思いませんでした(笑)
とても素晴らしい物語で、もし前半のコッペリアの物語が無ければ、それこそ「シルフィード可哀想」と素直に思えたのでしょうが、コッペリアの気持ちを考え、思うことが出来るからこそ「コッペリア可哀想」と。自分以外の者が訪れて、逃げだしたくなったとしても逃げようにも逃げられない(、逃げたくないけど逃げたい、のかもしれませんが)。だからこそ『甚だ、不本意だけれども私は貴女を受け入れなければ』という言葉を口にすることが出来たのかな、と。とても強く、悲しく、美しいコッペリア。彼女が幸せであればいいのに、と思いつつ。これからの展開を楽しみにしております。魅了されました。