夢宮絢霧

難解に彩られた幻想空間
難解な文章で描かれる世界。しかしその物語は決して解読不能の暗号ではなく、むしろ誰もが持つ闇、そして光を現しているように感じました。
複雑怪奇に錯綜する文字列が、作品のテーマを覆い隠していますが、それがあるからこそ、時折のぞく本質に心動かされました。

自分の少ない語彙で、この素晴らしい作品をどう評すればいいのか。非常に悩みましたが、結局良い言葉が浮かびませんでした。ありきたりなレビューを許してください。

ただひとつ、そして確実に言えることがあります。それは作品から強力なエネルギーが発生していることです。この作品は生きています。そして作品の行き着くところ、今から楽しみにしています。がんばってください。