始まりはいつも急に訪れる。これは大学生がひとりの女性へと惹かれ、運命を重ねようとするお話。「交わることは、枷がついてくるということ」
大学三回生で日々をアルバイトに捧げていた宇佐美諒介は年上の新人アルバイトの真中裕子と出会う。
とある一件の裕子の相談から二人の仲は親密になっていく。
しかし裕子は既婚者であった。
あらゆる枷が二人に付きまとう。
交わることがだんだんと苦しくなっていく・・・。