いちご白書はもう二度と

作者みさ



















君はまるで、たんぽぽみたいで



特別な花でもなく

雑草というわけでもなく




ただ、「そこ」に咲いて

「そこ」を彩り



いつの間にか、いなくなって



そしてまたどこかで輝くために

軽くなって旅に出るんだ







誰に別れを告げるわけでもない


何を求めるわけでもない

ただ輝くためだけに、生きているみたいで






君はまるで たんぽぽみたいで