王女様と殺人鬼

作者紅雫


”死神と吸血鬼”に出てくる魔王の友だちの深羽とナナシ。

この小説は、深羽とナナシの物語であって、ナナシ視点が多い小説。





桜が咲いた。


―――それが、どうした?


花火が綺麗だ。


―――綺麗なものは、何一つない。


紅葉が舞い落ちた。


―――鬱陶しい。


雪が溶けた。


―――水になるだけだろう?


綺麗なものは、何一つ無い。

なのに何故、俺の人生は狂ってしまったんだろうか。

それは、きっと・・・"彼女"のせい。



ナナシ(??)

「・・・・・・あ、深羽が滑った・・・」


深羽(200)

「あうっ・・・。うーっ・・・、痛いのやだー・・・」



・・・・・・。

小説内はいつだって、どこでだって、パーティ状態。(騒がしいということで)