カラカラと乾いた喉を潤すように唾を飲み込んだ。
手を伸ばせば届く距離。触れる事は不可能なのに。
あの時は思いもしなかった
このままでは居れないなんて事。
いつかは変わってしまう事を知らずに。
ただただこの想いを知られる事、その先の事に恐怖を持っていた。
だけど、それ以上に怖いものがあるなんて。
当時の私達には知りもしなかった。
立ち止まらずにまだ私達は歩き続けるよ。
例え…
すれ違い何て無ければ
この世はもっとハッピーエンドの恋で溢れているのにね。