意地悪な由良くんと臆病な瀬戸さん【完】

作者璃乃

大学生では、大人な恋ができると思っていた。なのに誰かさんのせいで恋愛さえできない現実。 由良くんは今日も私をいじめて笑う。







「瀬戸さん。なんでげるの?」






「ゆっ、由良くんがいから……」






「ん? 何かった?」






「ひぃっ! ……何もってません!」







憧れの大学に入れて


楽しい大学生活が送れると思ったのに、


私が出会ったのは


王子様の毛皮を被った悪魔でした。