天涯孤独な記憶喪失少年と、そんな少年を家族として迎えた家族のお話

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いつも通りに目覚めた朝。


なのに、いつだか分からない朝。


でも、いつも通りの朝。


――いつも通りの朝に、いつも通りに目覚めたボクなんだけど……



ボクは

ボクが

誰なのだか

分からなくなっていた。