運命-キセキ-

作者斉川 涼

ーそれは確かに、俺に起こった「運命(きせき)」なんだ。

※BL小説です

 「奇跡」なんて言うと大袈裟なのかもしれない。だけど時として、現実には有り得ないようなことが自分の身に起こることがある。

たとえそれが偶然の巡り合わせだったとしても、その人と出逢った日が、その時の一秒のズレもない瞬間が、必然として俺たちを出逢わせてくれたんだと思う。


それは確かに、俺に起こった「運命(きせき)」なんだ。