キミが好きで。*サヨナラノツバサ*

作者斗真

私はひとつの墓の前に立つ。


『きのうは晴れだったよ。

 そっちはどうだった?雨?』


何も喋らない墓に話しかける。

でも聴こえる。 確かに。



『花が舞ったよ。綺麗でした。』