「あたしはモテるって決めてんの!」
『無理無理無理無理。あんたみたいな腐女子で、ゲーオタは』
「くそそぉおおおおお!!」
いつもの友達と、いつもと同じ話をして、いつも笑い合っている。
それが、‘普通の日常’じゃない?
そんな日々を過ごしていた。
なのに。
「何でこんなことになるのよぉおお!?」
異世界に連れ去られてしまったのです!
「この世界は嫌だけど…モテんならそれでいいよ!!」
『馬鹿がいます。ここに、キモい奴がいます』
*
『お前……、木崎 莉瑚?』
「な、何であたしの名前を知ってんの!?」
あたしの人生、どーなるの!?