正教会では、教会で行う公祈祷の他に、自宅で行う私祈祷もあります。
そして、私祈祷も公祈祷同様とても大事にします。
ここでは、明治42(1909)年に出版された『初進者ノ祈祷』等から1日の祈祷文を抜き出していこうと思います。
旧字体→新字体、カタカナ→ひらがな、の他、送りがなも現代の書き方に改めています。
あと、用語について。
※生神女(しょうしんじょ)
→生神女マリヤのこと。
カトリックでは「聖母」と言ったりしますが、正教会では「神を生んだ者」ということで「生神女」の呼び名を用います。
それと、祈祷文で「全く瑕(きず)なき…」と書いていますが、「瑕」の文字は正しくは「王」の右に「占」がつく文字です。
(文字化けするので一番近い漢字で代用しました)
※主宰(しゅさい)
→教会の「頭」である主イイスス・ハリストスのこと。