「あそぼ、凛子ちゃん」 事故で記憶を無くした凛子。毎年夏になるとよみがえる、ある男の子記憶。失った記憶を取り戻すために久しぶりに帰った田舎で出会ったのは…。
「私はこれから先夏が訪れる度に、君と出会ったこの夏を、愛しいと思うだろう」
薄荷の匂いに誘われて、出会った君は過去の記憶。