「あいしてる」
ミカは呟くように言った。
「あいしてるあいしてるあいしてる!」
さっきよりも声が大きくなって、
叫んでいるというその状態に近かった。
「ねえミカ、その言葉の意味しってる?」
浩介は呆れたように訊ねた。
「知らない。
でも大事な人に言う言葉だってしってる」
優しく微笑むミカを、浩介はそっと抱き締めた。
さみしがりやのかくれんぼ
「浩ちゃん、一人にしちゃやだからね」
(※本編には登場しないストーリーですが、いつ登場するかもわかりません。)
(※本編には登場しないといえども、浩介もミカもこんな調子の奴らです。)