ご主人様と犬。

作者桐生 憂

 

 





"キラキラ輝くその笑顔を独り占めしたい"






  そう思ったのが全ての始まりだった。









     もし、もしもこの時

   やつの本性を知っていたなら、







「さ、皐月くんがす、すすす好きです!」






 あたしは絶対に告白なんてしなかった。





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       ご主人様と犬。