黄昏のカブトムシ

作者沙汰


これは、僕がまだ幼い頃の

夏休みの記憶。



田舎のおばあちゃん家に泊まり、

毎日のように森へ出かけてた。


虫探しに明け暮れる日々。

しかしある日…


森の少し抜けた所で

僕は奇妙な洞窟を見つけた。


初めての探検に、胸が躍る。

抑えきれないドキドキ。


恐る恐る進んだ先で、

僕が見つけたものは―…