これは、高校の卒業を間近に控えた”葵 力也”(あおい りきや)の物語です。


1948年に日本警察は、司法手続によらず自らの実力行使の権限を与えられた組織”ギルド”を各都道府県に設立した。

そのうちの一つ、小さな海町に”トリトン”というギルドがある。そのギルドには、漫画に出て来るような能力者がいる訳でもなく、特殊改造を施されたサイボーグがいる訳でもない。

生まれ持った個々の”能力”を持つ彼らは、今日も夜の街を守る。