いつからだろう。
夢を持たなくなったのは
狂いだしたのは
人を傷つけ暴れたあたしの名を
――狂黒蝶――
狂い花びらのように舞う黒い蝶
意味の無い争いはしない。
守るため
今宵あたしを狂わす満月の下
紅の血が
飛び散る