『昔々、それはそれは小さな男の子がおりました。
体の丈は一寸。針の剣を携えて、お椀の船に乗り、彼は都までやって来て、お姫様にお仕えすることになりました。
姫様にお仕えするうちに一寸は姫様を愛し、嘘をついて姫様を屋敷の外へ連れ出してしまいました。
そこを鬼たちに見つかり、彼は姫様を守るため、鬼の腹の中に入り、針の剣を突き立てて、鬼を退治し、鬼が落として行った“うちでの小槌”で体を大きくしてもらいました。
大きくなった彼はお姫様と結婚し、その後末永く幸せに暮らしました・・・』
誰もが知ってる物語。
“一寸法師”
けれどそこには誰も知らない続きがあった・・・
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