桃色の華想い

作者輝螺


満天の星と、満月が輝く夜。

月明かりに照らされたソメヨシノの花びらが散る...

その花びらに連られるように二人はめぐりあう

恋もまだしらぬ純粋な人間の女の子と、人間に裏切られ蔑まれた哀れな魔物の血を受け継ぐ半純血の鬼の男の子

そして桜の木の精が2人をより深く結び付ける...