少年はただ流されていた
それが、何の流れかを知らずに
少女もまた流されていた
なぜ流されているのかも知らずに
その流れの意味を知った時、少年は流れに逆らおうとした
ある時少女はいなくなった
少年は気付けなかった自分を責め、悔いた
流れに逆らう事で少女を失ったことを知った少年は
流れに逆らう事をやめた
少年はただ流されている
逆らうことは諦めている
別の少女がやってきた
少女は少年を救いたいと思った
そして二人は流れに逆らうことを決意した
その少女をも失った
少年を絶望が包み込む
少年は考える
なぜ流されているのか
その答えを知った少年は思う
全ての責任は、自分にあると
どうしたら、この流れは止められるのだろうか