雪のふる場所

作者まめこ

あまいなみだ、のみほしてよ

きみがすこし泣きそうな、顔でつぶやいた

しとしとと、会いにきた雨にのまれないように

いっしょにながれましょ、いっしょに

とけて1つになったら、ほうら、もうこわくない



ながれることなんてできないよ、いっしょでも

きみがこの雨とながれるならば、ボクはこの雨をのみほしてやる

ボクが、いっしょにいるよ、そばに

いっしょにいればこわくないよ、かなしくなんてさせないよ

なみだなんてながさせないよ、ながしたとしてもうれしなみださ



ボクが、いっしょにいるよ、そばに


いっしょにいればこわくないよ、かなしくなんてさせないよ


世界中の雨がきみをながそうとしても、ボクは世界中の雨をのんで、まもるよきみを