見てるだけで良かった。話す必要なんかない。だけど、それは……。ならば、振られよう。「ー、スキデス。付き合って」少女と軽そうに見える少年。
夕日に染まった図書室は、彼の髪の色に似ている。
オレンジ色の、私の好きな色。
変わることのなかった、想い。
変わるほどの時が経ってなかったからかも知れない。
それでも、信じたい。
彼を好きになった、時。
彼を好きになった、場所。
彼を好きになったという事実。
「アリガトウ」
:重い主人公かも。
題名と関係ないかも。