幸せになって欲しいから・・・

作者海咲

妻がいる先輩との子を授かってしまった友里。ただ泣くだけでどうすることもできない彼女に手を差し伸べてくれたのは3歳年上の幼馴染の佑ちゃんだった。

どうしようもなく自分勝手で、



周りに迷惑ばかりかけていて、



大人なのは見た目だけ・・・



母親という名前だけ・・・



本当はひとりじゃ生きていけない子供の私を支えてくれていたのは、いつもどんなときも貴方でした。



でもね・・・私は何も貴方にあげること出来ないよ?



あなたと普通に付き合うことも・・・



普通の家庭をつくることも・・・




あなたを幸せにすることも・・・





だからせめて、私のことは放っておいて自分の幸せを見つけでください。




幸せになって欲しいから。