『お父さん、お母さん・・・・・・。』
その先にいえなかったこと。
『ありがとう・・・・・・。』
そのときから狂い始めてたから。
分かったの。
子供の直感って怖いよね。
それでも、二人に言いたかった・・・・・・。
ありがとうって。
でも。
もう何もいえないね。
素直にあなたたちの顔も見れません・・・・・・。
お父さん・・・・・・お母さん。
でも、一つだけあなたたちに聞きたいことがあるんです。
蝕まれた屍はどうなるのでしょうか?
ちゃんと“楽園”という“天国”にいけるのでしょうか?
でも、そのときのあたしはまだ純粋だったから。
何も知らない――・・・・・。