【空気といる時間】

作者sukuma

春日未来(カスガミライ)16歳



私には10年の間一緒にいる弟がいる。


弟といっても血の繋がりはなく同い年の義理の兄弟だ。


彼は普通とは違っている。


彼の髪は白い銀色


母はそんな彼を毛嫌いし、迫害した。


私は自分を守るために彼を空気のようにあつかった。


母に傷つけられたくないために…


しかし、ある雨の夜に


私は彼と初めて言葉を交す…


透き通った。彼の声…